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辻邦生
銅板画 山本容子
新潮社 1996年11月1日発行
五刷 帯付函入 本体ヤケ シミ1点 本文は良好です
憧れの年上の人が鋏で切ってくれた山茶花(一月)。難民の少女が希望のしるしとしたライラック(四月)。放浪癖のある兄が好きだった向日葵(八月)、明治維新のとき自害した女の前で咲き乱れていた萩(十月)…。十二ヶ月の季節の花に導かれて生み出された辻邦生の短い物語十二編。そして、そのひとつひとつに添えられた山本容子の美しい銅版画。文学と絵画が深く共鳴しあう、小説の宝石箱。