乗代雄介
文藝春秋 2026年04月07日
きらめきに満ちた、高校生の一日限りの冒険
第40回織田作之助賞、第74回芸術選奨文部科学大臣賞をW受賞!!
第169回芥川賞候補作にして、青春小説の新たなる傑作。
修学旅行で東京を訪れることになった高校二年生の「僕」、佐田誠。
誠は、スクールカースト上位の大日向やクラスの人気者の小川楓から、いつも余りものになってしまう男子たちまで、奇妙な七人がそろった「三班」のメンバーと、二日目の自由行動をともにすることに。
皆が東京の観光地の名を提案し合うなか、誠にはどうしても行きたい場所がある。
それは生き別れになった、大好きなおじさんの住むところ。
自由行動の一日を使った、先生たちにも秘密の小さな冒険。
道中のきらめく景色とささやかな会話が、やがて誠たちのかけがえのない一日に満ちてゆく。
高校生たちの生の輝きを捉え多くの人々の胸を揺さぶった、至高の青春小説。