石田尚志
ケンエレブックス 2025年7月6日
美術作家・石田尚志の創作の原点にふれる、美術作品としての絵本
自らが描く絵画を連続的に撮影した映像作品により、国内外で高い評価を受ける美術作家・石田尚志。初となる絵本作品は、石田が幼少期に描き、祖母によって保管されていたさまざまな「かいじゅうたち」の図像を切り抜き構成された“文字のない絵本”。
しかし、表紙から本文まで、全編シルバーに覆われた紙面に描画とシルエットを巧みに構成し、紙の“透け”や“裏写り”まで巧みにコントロールされた造本設計により、「かいじゅうたち」は言葉より雄弁に語りかけてきます。巻末には詩人・矢口哲男による詩「Maya(石田尚志のオバケ・怪獣・天使たち)」を掲載。図像がもつ雄弁性、そして詩がもたらす豊かなイメージが融合した絵本作品となっています。